2014年04月9日 津南町文化センターにおいて第六回目になる「めざせ!苗場山麓ジオパークガイド養成講座」が行われ、江戸の文人鈴木牧之の描いた「秋山記行」についてお勉強致しました。
「秋山記行を読み解く」
1.はじめに
3月末に「苗場山麓ジオパーク申請書」の提出
4月30日 プレゼンテーション(横浜)
6月〜7月 現地審査
9月 合否の判断
2.秋山記行から枝葉を伸ばし、「知」の樹形を作ろう!
①鈴木牧之という人物
②「秋山記行」の草稿と訂正本、実録と戯作について
③案内役の「桶屋の団造」とは?
④行程の確認
9月8日〜14日(7日間の晩秋の旅)
⑤晩秋の旅仕度
酒が飲めない牧之はミリン「外夏」を持参。
⑥塩沢から清津川流域に行くに何処を越えたのか?
十二峠? 石休み場(ドウハンの木3本)⇒樽の口(湧水)を右折、十二様を祀る。
仁田越え?宮野下⇒仁田薬師⇒テンマリの木⇒ギッチラ沢⇒猫石⇒野中⇒蛇山
⇒土倉⇒【中子越⇒キョットウゲ(木原峠)⇒ガンゾウ⇒葎沢
⑦小出⇒田代⇒所平⇒野地
小出で清津川を渡る⇒万年橋という杉丸太の橋
野地で棟の高い家で「渋茶」をもらう。
⑧見玉正宝院で宿泊
⑨清水川原の疱瘡除け(しめなわ⇒七三縄張+高札)
草葺きの家(古い形式)
三倉で「秋山での味噌造りは麹を入れない」牧之ビックリ!
⑩大赤沢の神社
左甚五郎作の尊像⇒八幡様
「粟・稗を食べるのは贅沢だ」
獣除けで犬を飼っている。
⑪一人住んでいた甘酒のおばあさん
イラを掻き、植物繊維を取る⇒アンギン研究の扉⇒滝沢秀一先生
煙草盆が出てきてビックリ!
⑫小赤沢の福原市右衛門宅で宿泊
祈祷師の話を聞く「助三郎」黒駒太子像の掛け軸
福原市右衛門宅内部を読み解く(塗り壁)
トチノミの食べ方、藁の無いこと、物々交換のこと、カマスで寝ることなど。
朝 鹿(カモシカ)汁を出されたが断った。
秋山豆腐
⑬幻の短冊(上ノ原)
短冊を読んでください⇒?牧之は平家の落人なら読めるはず?
⑭和山 きれいな女性に感心する牧之
⑮島田彦八の温泉宿(湯本)
20年前から開湯している⇒嶋田三左衛の支配
マタギとの対面 ⇒猿の皮を購入する
佐久間象山の来訪
⑯屋敷と大秋山との前後が間違っている
鳥甲山=赤倉山、その西側を「十三万仏山」と呼ぶ。
⑰前倉でお茶を飲む
団造の知り合いの家。
「つまみなされ」と女房がお盆を出してくれた。
ここにも幻の短冊を書く⇒茶代
⑱結東の太右衛門宅にお願いして泊まる⇒土間+板間(稗・粟をカマス貯蔵)
この家には米があり、米飯を頂く。
湯本で購入した猿の皮を引いて寝た⇒ノミに悩まされる。
鱒猟が盛んであるが、この日は見ることができなかった。
⑲小出の市右衛門宅に泊まる。
大蛇の話を聞く